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システム移行設計書

1. 本書の位置付け

本書は、認知症検診管理システムの業務システム移行および業務データ移行の設計を整理する。

移行対象データの精査は Redmine #1978 で管理され、2026年7月10日に完了している。過去データ取り込みレイアウトは、同チケットに添付された「20260616 過去データ取り込みレイアウト(サンプル).xlsx」および「20260617_過去データ取り込みレイアウト(サンプル)【日コン回答】.xlsx」を正とする。

2. 移行方針

項目方針
移行方式受領した過去データを、認知症検診管理システムの取り込みレイアウトへ変換して投入する
正本データ住基情報は WEL-MOTHER(保健衛生システム)から連携されるデータを正とする
紐付けキー宛名番号またはスクランブル整理番号を基本とし、レイアウトで指定された識別子を優先する
移行ツール受託者(日コン)が用意する
移行環境先にテスト環境で移行テストを実施し、件数・項目・エラーを確認してから本番移行する
個人情報移行データは必要最小限の保管期間とし、授受・保管・削除の記録を残す
住基連携認知症検診管理システムは住民記録システムと直接連携せず、保健衛生システムを経由する

3. 移行スケジュール

時期作業管理先
2026年5月12日第1回検討会で移行対象データ提供を依頼Redmine #1978
2026年6月18日過去データ取り込みレイアウトのサンプルおよび日コン回答版を添付Redmine #1978
2026年7月10日移行対象確認を完了Redmine #1978
2026年9月末移行ツール開発、移行テストRedmine #1921#1922
2026年9月末住基連携の実装Redmine #1923
2026年10月末住基結合の検証Redmine #1924
総合テスト前プリンター、CSV/PDF出力、ログ記録を含む移行後業務確認テスト実施計画書兼結果報告書
本番切替前本番移行リハーサル、切替判定、リカバリ確認業務システム切替作業計画書

本番移行日、停止時間、作業タイムテーブル、判定時刻は、業務システム切替作業計画書で確定する。

4. 移行体制

役割担当主な作業
業務主管足立区 高齢者はつらつ支援課移行対象データの確認、業務上の移行可否判断、移行後確認
システム主管足立区 情報システム課環境、基盤、関係者調整、切替承認
移行作業日コン移行設計、変換ツール作成、移行テスト、本番移行、結果報告
基盤支援統合運用管理補助者移行用リソース、接続、バックアップ、監視、立ち合い支援
保健衛生連携日コン、足立区、基盤ベンダー保健衛生システム SQL Server 参照設定、住基連携確認

5. 移行対象

5.1 住基連携データ

WEL-MOTHER(保健衛生システム)から認知症検診管理システムへ連携される住基データを取り込む。

項目内容
連携元WEL-MOTHER(保健衛生システム)
連携先認知症検診管理システム
連携頻度日次
連携項目宛名番号、スクランブル整理番号、氏名、カナ氏名、生年月日、性別、郵便番号、町コード、住所
補足DV区分、世帯情報、転入転出死亡情報の連携可否は確認中

住基連携の詳細は業務フローおよび保健衛生システムNW設定変更方針を正とする。

5.2 過去データ

過去データ取り込みレイアウトに基づき、認知症健診事業で過去に使用していた業務データを移行する。

項目内容
入力資料Redmine #1978 添付の過去データ取り込みレイアウト
変換方式受領データを認知症検診管理システムの取り込み形式へ変換
紐付けWEL-MOTHERから連携される住基データと宛名番号またはスクランブル整理番号で紐付け
移行単位レイアウトで定義されたファイル・シート・項目単位
例外処理識別子不一致、必須項目欠落、形式不正、重複をエラーとして記録し、業務主管へ確認する

5.3 マスタ・初期設定

対象移行/設定方針
自治体、部署初期設定または seed により登録
職員稼働前に登録し、ロール・権限を付与
ロール、権限画面、閲覧、更新、削除、印刷、出力の権限を設定
医療機関年度ごとの対象管理を考慮して登録
地域包括支援センター住民・対象者との関連付けに利用
検診予定年度初めの検診予定を登録
帳票テンプレート帳票・PDF出力に必要なテンプレートを登録

5.4 移行対象外または手入力

対象方針
オンライン申し込みデータ年間2件程度のためCSV取り込みは実装せず、手入力で登録する
精密検査結果現状年間2〜3件のため個別入力で運用する。将来件数が増える場合はCSV取り込みを検討する
請求書本体、全銀協フォーマットシステム側では生成せず、区側のExcelフォーマットで運用する

6. 移行手順

6.1 事前準備

手順内容
1移行対象ファイル、レイアウト、件数、ファイル形式、文字コードを確認する
2移行対象項目と認知症検診管理システムのDB項目をマッピングする
3WEL-MOTHERから連携される住基データとの紐付けキーを確認する
4テスト環境のDBバックアップまたは初期化手順を準備する
5移行ツール、ログ出力、エラーリスト出力を準備する

6.2 移行テスト

手順内容
1テスト環境に最新のスキーマと初期データを適用する
2受領データを変換ツールで取り込み形式へ変換する
3移行ツールを実行し、取込件数、成功件数、エラー件数を記録する
4エラーリストを業務主管へ確認し、データ修正または仕様判断を行う
5移行後の画面、検索、帳票、CSV出力、ログ記録を確認する
6移行結果報告を作成し、承認を得る

6.3 本番移行

手順内容
1本番移行開始前にバックアップ取得完了を確認する
2移行対象データの最終版を受領し、ファイルハッシュまたは件数で受領記録を残す
3移行ツールを本番環境で実行する
4移行ログ、件数、エラー、処理時間を記録する
5業務主管が抽出サンプル、検索、帳票、ログを確認する
6移行判定基準を満たした場合、切替作業計画書に従って本番利用へ進む

6.4 リカバリ

障害対応
移行ツール失敗エラーログを確認し、原因を修正して再実行する
件数不一致変換前後件数、重複、除外、エラーを突合する
データ不整合移行前バックアップへ戻すか、修正用データを再投入する
本番移行中止業務システム切替作業計画書の中止判定に従い、移行前状態へ戻す

7. 移行判定基準

判定項目基準
件数入力件数、取込件数、除外件数、エラー件数の合計が一致する
必須項目必須項目欠落がない、または業務主管が除外・補正を承認している
識別子宛名番号またはスクランブル整理番号による紐付け結果が確認済みである
画面確認検索、詳細、一覧、対象者抽出、結果管理で移行データを確認できる
出力確認CSV、PDF、印刷対象データが想定通り出力できる
ログ移行作業ログ、アプリケーションログ、出力ログが確認できる
承認業務主管、情報システム課、日コンが移行結果を確認している

8. リスク対応

リスク影響対応
移行レイアウトと実データが一致しない取り込み失敗、データ欠落事前検証で列、型、桁数、コード値を確認する
宛名番号・スクランブル整理番号で紐付かない住基データと過去データが結合できないエラーリスト化し、業務主管へ確認する
DV区分等の住基追加項目が未確定表示・出力制御に影響Redmine #2111 の回答を反映する
住民基本台帳画面の登録・編集方針が未確定移行後の修正運用に影響Redmine #2110 の仕様確認結果を反映する
環境払い出し遅延移行テスト開始遅延Redmine #2044 のスケジュール見直しに従い、並行可能な変換ツール開発を先行する
プリンター・CSV仕様未確定総合テスト、業務確認に影響Redmine #2047#2112 の結果を反映する
個人情報の授受・保管不備情報漏えいリスク受領、保管、利用、削除の記録を残し、パスワードや個人情報を不要な文書に記載しない

9. 未確定事項

項目現状管理先
本番移行日、停止時間、切替判定時刻未確定業務システム切替作業計画書
住基連携時のDV区分取り込み可否を確認中Redmine #2111
住民基本台帳画面の登録・編集方針WEL-MOTHERを正とし、認知症検診側は参照・出力のみとする変更案を確認中Redmine #2110
印刷業者向けCSV出力項目出力項目を確認中Redmine #2112
移行ツールの最終入出力仕様レイアウト確認完了後、開発工程で確定Redmine #1921